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フォークリフト免許取得.comクランクからゴールまでの手順

試験コースもクランク走行が終わると、後は荷物を下ろすだけです。荷物を下ろすのは、積む場合のまったく逆の手順なので、こんがらがらないようにしましょう。

フォークリフト試験コース

最初の難関「右折」

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最初のチェックポイントは、荷台の前までに行くための左折です。まず、クランクを抜けてから右折するまでの距離がそれほど長くないので、素早く右に寄せて車体を斜めにして、出来る限り車体をカーブ内に入れてからハンドルを時計回りに切ります。

右に寄せずに進入したり、ハンドルを早く切りすぎると、車体左後方が壁にぶつかってしまいます。また、十分に車体をカーブ内に入れてからハンドルを切らないと、荷台の中央にうまく行かず、右寄りになってしまいます。

私が受けた教習所では、カーブしてからの荷台前までの通路が、こちら側は下り坂になっていました。上り坂と違い、ブレーキを離せば勝手に前に進むので、若干操作がしやすかったですね。

右折後は、なるべく車体を通路の中央に動かし、荷台の前まで移動しますが、荷台までの距離がフォークリフトの1台半くらいしかないので、右折した時の位置取りでうまく中央に寄せる必要があります。


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荷物を荷台に載せる準備

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フォークの先が荷台の手前、20〜50cmくらいの位置で停止します。停止したら駐車ブレーキをまずかけてから、高低速レバー、前後進レバーをニュートラルにします。基本的にフォークやマスト等の荷役装置を動かす時は、駐車ブレーキをかけた状態で行います。

次に、ティルトレバーの水平制御スイッチを人差し指で押しながら、ティルトレバーを車体前方に倒します。水平制御スイッチを押していると、水平の位置でフォークがピタリと止まるので、リフトレバーを手前に引き、いっきに荷台の上に置いてあるパレットのフォークの先を入れる部分まで、フォークを上昇させます。レバーを引いた後、アクセルを踏むことで上昇スピードがアップします。止めたい位置まできたら、先にアクセルを離してからレバーをニュートラルにします。アクセルを踏んだままレバーを戻すと、フォークがガクガクするので注意しましょう。特に荷物を積んでいる状態だとかなり揺れるので、揺れだしたら1度操作を中断する方が安全です。

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私の教習所では、ここで荷物に対してフォークを水平にするために、テイルトレバーでフォークを少し上向きにして、荷物に対しての水平をだしました。常に荷物に対して、水平にフォークをもっていくというのが基本のようです。


荷物を荷台にに載せる

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フォークを荷台の高さまで上昇させたら、ここで「前方、ヨシ!」と安全確認します。クラッチペダルとブレーキペダルを踏んでから、高低速レバー、前後進レバーを車体前方に倒して前進の準備をします。最後に駐車ブレーキを解除して、ゆっくり前に進み、荷物を荷台の上側に持っていきます。荷台と荷物との隙間は5〜10cmほどあけるようにします。

荷物が荷台より10cmほどはみ出る位置で停止します。



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駐車ブレーキをかけて、レバー類はすべてニュートラルにします。

リフトレバーで荷物をゆっくりと荷台の上に置きます。荷台に荷物を置いてから、フォークをティルトレバーで少し下げたり、リフトレバーでフォークの高さを調節してフォークがパレットにこすれないように位置調整します。



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次に後方の安全確認をしてから、バックします。当然、レバー類はすべてニュートラルにします。荷物を積んでいるパレットからフォークの間が10cm程度になった所で停止します。



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また、駐車ブレーキをかけて荷役装置を動かす準備をします。頻繁にレバー類を操作するので、自然と体が覚えてていきますのでご安心下さい。リフトレバーで荷物をゆっくり上げていきます。5cmほど持ち上げた時に荷物の重さで、フォークの先が下を向くのでティルトレバーを使い、水平にします。



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前方の安全確認をしてから、高低速レバーと前後進レバーを車体手前側に倒して前進できるようにします。駐車ブレーキを解除してゆっくり前進します。

荷物が荷台のほぼ中央の位置にくるように位置調整をします。荷台の上には白い枠が書かれており、枠内にまっすぐ荷物を入れないと減点されてしまいますので注意して下さい。



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再び駐車ブレーキをかけて、荷役装置を動かす準備をします。リフトレバーで荷物をゆっくり下げていきます。荷台に荷物を置いてから、フォークをティルトレバーで少し下げたり、リフトレバーでフォークの高さを調節してフォークがパレットにこすれないように位置調整します。



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最後に、後方の安全確認をしてから、高低速レバーを車体手前に倒し、前後進レバーを手前に引いてから駐車ブレーキを解除して後退します。後退する量は荷台にフォークがひっかからない位置まで下がります。フォークの先を見ながらバックすると距離感が取りやすいです。

下がったら、駐車ブレーキをかけて、レバー類は全てニュートラルにしてから、リフトレバーでフォークを下降させます。下降が終わったら、ティルトレバーを手前にいっぱい引いてフォークの先を完全に上向きにして走行状態にします。

ゴールに戻る

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フォークリフトを走行状態にしたら、左右前後の安全確認をします。

高低速レバーは「低」に、前後進レバーは「後」にします。もう、レバーの入れる方向は分かりますよね?

駐車ブレーキを解除し、ゆっくり左折しながら後退していきます。ゴール地点はあらかじめ、白線などが引かれた指定された位置がありますので、そこまでバックします。白線内に入っていれば、多少、車体が曲がって止まっていても問題ありません。

停止後、駐車ブレーキをかけ、各レバーをニュートラルにします。それからティルトレバーを車体前方に倒し、フォークの先を地面に付けます。これが、フォークリフトの基本の停車状態となります。

キーを回して、エンジンを止めてから、シートベルトをはずし、ヘッドガードに付いている手すり(アシストグリップと言います)を左手で持ち、左足をステップにかけて、右足から静かに地面におきます。飛び降りは厳禁ですよ。

最後に、手を挙げれば試験終了です。


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